宮崎駿監督の映画「となりのトトロ」にでてくる、主人公のサツキとメイの母が入院している七国山病院、この七国山は、東京都東村山市にある「八国山緑地」が舞台と言われています。
そんな八国山緑地は緩やかな傾斜の雑木林になっているので、トレッキングや野鳥・カブトムシの観察を楽しむことがができます。また、八国山緑地周辺では田んぼや水路でエビやドジョウを観察することができ、子供にとって素晴らしい遊び場になりますので、ご紹介したいと思います。
ちなみに、狭山丘陵、八国山緑地ともに自然保護を目的として採集は禁止されていますので、あくまで観察にとどめていただくようにお願いします。
狭山丘陵・八国山緑地とは
狭山丘陵は、埼玉県所沢市・入間市と、東京都東村山市・東大和市・武蔵村山市・西多摩郡瑞穂町の、5市1町に跨る、総面積3,500ha、東京ドーム750個分の広さを誇る丘陵地です。丘陵内には湖やたくさんの自然公園が点在しています。
その中で今回ご紹介するのは狭山丘陵の東端に位置する「八国山緑地」です。都立公園ですが、東京都東村山市と埼玉県所沢市に跨っています。西部園遊園地のすぐ近くに位置します。面積は約36万㎡、東京ドーム約8個分で、コナラ、クヌギ等の雑木林が広がり、さまざまな野鳥や昆虫が見られます。
八国山緑地へは、電車の場合、西武池袋線「」駅から徒歩5分程度、車で行く場合は、徒歩2~3分のところにある専用の駐車場(500円/日)を使います。
冒頭にも書きましたが、「狭山丘陵」「八国山緑地」はとなりのトトロの舞台になった場所と言われています。この丘陵内の里山風景を残していくために公益財団法人 トトロの森基金を立ち上げ、森や林を買い取り「トトロの森」として保全していく活動がされています。
八国山緑地で生き物観察
八国山緑地は、雑木林が茂る緩やかな丘陵地になっていますので、トレッキングに最適で、トレッキングをすることで子供のバランス感覚を養えます。
夜来てみたところたくさんのカブトムシに出会えました。(持ち帰っちゃダメですよ!)
夏、運が良いと西部園遊園地の花火が見れます。
北山公園で水中生物を観察しよう
八国山緑地のすぐ脇にある北山公園は、田んぼとそのための水路が走っており、様々な水中生物を見ることができます。
ふれあいの里のスタッフに聞いたところ、キャッチアンドリリースをするのであれば、捕っても大丈夫ということでしたので、捕って観察してみました。エビや魚がいっぱいました。
最後はキャッチアンドリリース。よくできました。
夏におすすめ!ブドウ狩り!
夏に行くのであれば、ブドウ狩りをセットで行くのもおすすめです。所沢市、東村山市どちらにもブドウ狩りができる場所があります。今回ご紹介するのは「東村山ぶどう園」。八国山緑地から3km程度です。
名称 | 東村山ぶどう園 |
所在地 | 東村山市恩多町1-12-1 |
HP | https://higashimurayamak.crayonsite.com/ |
営業時間 | 8月・9月: 9:30〜18:00 (木曜日 15:00まで営業) 10月: 9:30〜17:30 (木曜日 15:00まで営業) |
入園料は無料で、採った分だけ買い取りになります。時期によって採れる品種が変わり、品種によって値段も変わります。最初に味見をして、どれを採るか決めることができます。このときは大きめの粒の「紅伊豆」を採りましたが、甘くて美味しかったです!