遊び場・旅行

パパが活躍できる☆夜の公園でセミの羽化観察

梅雨が明けて、すっかり夏になりました。セミの鳴き声がいっぱい聞こえてきますね。この時期におススメなのが、お友達家族との夜のセミの羽化観察。
子ども達もいつもより夜更かして遊ぶので特別感があってすごく楽しんでくれます。しかも実はほぼどこでも見れて、パパなしでは難しいイベントなので、是非パパの皆さんにやってもらいたいです!

 

セミの羽化観察ってどこで?いつ頃?

セミやセミの抜け殻を見かけたことがある人は多いと思いますが、意外にセミの羽化(幼虫から成虫になること)を見たことがある人は大人でも少ないんじゃないでしょうか?

 

セミはどんな一生?

セミは、土の中で7年間幼虫として過ごし、成虫になって1週間だけ生きる、と昔から言われています。セミの幼虫の期間や寿命については諸説あり、幼虫が土にいるのは7年より短いとか、成虫の寿命は1ヵ月近くあるとか言われたりもして正しい答えがどうなのかはきちんと解明されていませんが(この科学の時代にある意味すごいぞセミさん)、いずれにしても、幼虫の時間よりも成虫の時間の方が圧倒的に短いという儚き昆虫なのです。そんな儚きセミの羽化はものすごく神秘的で、セミをただうるさい虫と思っている人もとっても感動すると思います。

 

どこで見れる?

そんな神秘的なセミの羽化はどこで見れるでしょうか?
実は全然特別な場所に行く必要はありません。セミが鳴いている公園であれば、ほぼどこでも見れます。近くに公園があって、木があれば大体セミが鳴いていますよね。そういう公園が身近にあれば大丈夫です☆

 

いつ頃見れる?

では、何故セミの羽化を見たことがある人が少ないのか?それはセミが羽化をする時間に関係しています。
個体差はありますが、大体夕方18時~19時くらいから幼虫が木に登り始め、20時くらいから羽化を始めます。ですので夜20時以降に公園に行かないといけなく、その時間にわざわざ木を観察することはセミに興味がなければやらないでしょう。
ただ逆に、20時頃に興味を持って木を見れば、夏の暑い時期であればほぼ100%見ることができます。

ちなみに、セミが羽化をするのに人気の木というのはありますが、人気の木の種類を調べるよりも、セミの抜け殻がたくさんついている木を目印にするのが一番確実です。不思議なもので、同じ種類の木であってもセミが集まる木と集まらない木があり、その判別はよく分かりません…。でもセミがたくさん羽化をしている木というのは、その年は基本的に人気が続くので、抜け殻の多さを目印に探してもらうと確実だと思います。

日中の公園でセミの抜け殻集めをする子どもは多いと思いますので、抜け殻をたくさん集められる木というのがターゲットになります☆

 

神秘的なセミの羽化

セミの羽化は、幼虫が土から出るところから始まります。こちらセミの幼虫。まあ抜け殻と姿形は一緒ですが、抜け殻が動いているように見えるので見たことない人はちょっと衝撃を受けます。

 

羽化の始まりと途中の状態。頑張って幼虫からセミへと変わろうとしています。

 

そして、セミの形へ。アブラゼミは茶色ですが、羽化直後は美しい白緑色で、なんとも神秘的です。先日保育園の10数家族を集めて観察会をやりましたが、子どもだけでなく大人もすごく感動してくれました。
ちなみに、ここから暫くすると完全なアブラゼミになり、見慣れた姿になります。

 

羽化観察はパパの活躍の場

この羽化観察は、パパがいないと実現が難しいイベントと言われています。

実は、ママと子どもだけだと夜の公園に行くのは不安という人が圧倒的に多く、たとえ複数家族が一緒であってもママと子どもだけでは不安で行けないという声はよく聞きます。そんなとき大人の男の存在感は大きく、一緒にいるだけで安心感を生むそうです。ですので、セミの羽化に詳しくなくても、パパが参加すること自体にものすごい意義があるのです!

 

花火を合わせるのもいいかも

羽化観察で少し難点なのが、セミの羽化がゆっくり進むことです。羽化を始めてから一番の見所ポイントである白緑色のセミの形になるまでに約1時間近くかかり、子どもが途中で飽きてしまう可能性があります。特に複数の子どもが一緒になると誰かが遊びだすとみんなそれについていってしまいます…。

たくさんの木があり、セミがたくさんいるような場所であれば、セミが羽化をするタイミングに個体差があるので、個体を変えながら羽化のプロセス全てを待ち時間なく見せてあげることができますが、そうでない場合はちょっと時間をつぶしてあげる必要があります。

そこでおススメなのが花火です。花火を楽しみながらセミの羽化が進むのを待つことができます。夏の夜の風物詩ですよね!我が家で開催したときも子ども達に大人気でした☆

 

都内で花火ができるところなんてないでしょ?と思う方もいるかもしれませんが、意外にあります。

23区花火の公園10
midori-official.com/columns/7

あと、市区町村のHPに花火ができる公園名とルールが載ってることもあるので、そちらもチェックしてみてください。私が住んでいる杉並区では公開されていました。

 

夏の思い出に友達家族とセミの羽化観察、どうでしょうか?見たことがない人も多いと思うので、大人も子どもも楽しめるすごく素敵な会になると思います。