遊び場・旅行

養老渓谷の里山で汽車とドラム缶風呂を楽しむ☆

千葉県の養老渓谷は、都内から1時間半程度で行ける、美しい里山風景が広がる素敵な場所です。
昨年の11月上旬に行きましたが、素晴らしい自然に加え、電車やお風呂も楽しめたので、ご紹介します。

 

今回行った場所

今回行ったのは千葉県夷隅郡大多喜町の養老渓谷周辺です。杉並の我が家から養老渓谷駅までは車で約80km、道が混んでいなかったので1時間半程度で着きました。

 

小湊鐵道でトロッコ列車

小湊鐵道とは

養老渓谷は美しい自然が有名ですが、この美しい自然の中を走る小湊鐵道も高い人気を誇ります。里山を走るレトロで可愛い電車で、ノスタルジックな雰囲気を味わうことができます。


出典:小湊鐵道HP

小湊鐵道は、千葉県市原市の玄関口「五井」から、房総半島中央部の「上総中野」まで、約40km、全18駅の鉄道です。


出典:小湊鐵道HP

普通列車に乗るだけでも楽しめますが、おススメは「房総里山トロッコ」。昔活躍していたSLをモチーフにした機関車が先頭を引っ張り、天井がガラス張り・窓はなし(※)という開放感の中で里山風景を楽しむことができます。
(※)全車両ではありませんので席を予約する際はご注意ください


出典:小湊鐵道HP

 

里山トロッコに乗ってみました

今回は、養老渓谷駅から里見駅までのちょい乗りトロッコに乗りました。往復約50分の電車の旅です。養老渓谷駅→里見駅はトロッコで、里見駅→養老渓谷は普通電車でした。ちなみに、往復乗車券(大人:730円、6歳以上:420円)に加えて、整理券(500円/人)が必要になり、整理券はインターネットで予約できます。

 

先頭の機関車がすごくかっこいい!鉄道好きの息子はおおはしゃぎです♪

 

電車の中は開放感満点、天気も良くて最高の景色を楽しむことができました。

 

養老渓谷駅前の出店も楽しい

養老渓谷駅では、駅前に出店があり、季節の取り立て野菜、アイス、お餅、お弁当等が売っています。
中でも草餅は本当に絶品でした。ここで草餅にハマって他の場所に行っても草餅を買うようになったのですが、ここ以上の味には出会えていません!

 

川と木々が美しい養老渓谷

小湊鐵道の里山トロッコに乗るまで少し時間が空いたので、養老川沿いを散策しました。
養老渓谷には複数の滝があり、整備された遊歩道を歩く「滝めぐりコース」が設定されているので、滝や自然を見ながら、お散歩を楽しめます。
養老渓谷駅から車で7km、10分程度で着きます。また、駅からバスも出ています。

今回あまり時間がなかったので滝は全然見れなかったですが、紅葉が始まった養老川沿いの遊歩道を気持ちよく歩けました☆

滝めぐりコースを詳しく知りたい方は下記を参考にしてみてください。

 

宿泊は古民家、ドラム缶風呂が最高!

今回は古民家ゲストハウス「わとや」に宿泊することにしました。
養老渓谷駅から車で5km、10分程度の場所にあります。

名称 古民家ゲストハウス「わとや」
住所 千葉県夷隅郡大多喜町筒森810
HP http://watoya.com/
宿泊料金 ドミトリー :6,500円/人・1泊
離れ :9,500円/人・1泊
※ 2食分の食材費込

 

古民家は雰囲気抜群で、リノベーションしているので中もきれいです。

写真撮りそこなってしまったのでHPの引用ですが、入口すぐの土間がいい感じです。土間が欲しくなりました。


出典:古民家ゲストハウス「わとや」HP

 

今まで最高のお風呂「ドラム缶風呂」

ここで最も楽しかったのはドラム缶風呂(五右衛門風呂?)でした。
自分達で火をおこして風呂を沸かし、木の板の上に乗ってお風呂に入ります。「ドラム缶部分触ったら火傷するんじゃない?」「どんどんお湯が熱くなるんじゃない?」とか思いながら入りましたが、全然熱くない!直火があたっている底部分以外は熱くなく、また蓋が空いていればお湯の温度もほぼ変わらずで、快適に入ることができました。

火起こしも楽しかったです。BBQでよく使う炭と着火剤ではなく、木材とスギッパ(枯れた杉の葉)を使います。スギッパから火を起こすことなんてなかったので、苦戦していたらオーナーが親切に教えてくれました。
木材を折って、最初は火がつきやすい小さいものだけを集めて重ね、スギッパにマッチで火をつけます。ウチワで煽ぎ続けながら、小さい木材を更にくべていき、火が大きくなってきたらジョジョに大きい木材を入れていくそうです。すごく勉強になりました!

開放感抜群なうえに星空が本当にきれいで、今まで入ったお風呂の中で1番でした☆
(最後の写真でうっすらと星が写っているのがわかるでしょうか、、、)

ちなみに、開放感抜群ですが、着替える場所とかはなく、入口横のウッドデッキで服を脱いでそのまま入る感じなので、人の目が気になる方は辞めた方がいいです。あと、洗い場もないので髪や体を洗うためには別途シャワーに入る必要があるのでご注意ください。

 

宿の周辺も自然が楽しめる

宿の周りに原っぱや小山があるので、軽い散歩や運動もできます。日が沈んでいく中でのブランコはすごく幻想的でした。

ご飯はカマドで

ご飯はかまどで炊いた白米です。美味しい!うちの上の息子は3杯食べました!!
お米も宿のオーナーさんが自分で作っているお米だそうです。

ちなみに、本当はご飯は宿泊者が自炊(材料は支給)するらしいんですが、うちは子ども達がはしゃぎすぎていて難しいと思ったのか、オーナーさんが作ってくれました(笑)
とても美味しかったです☆

 

あらかじめ知っておいた方がよいこと

わとやは、基本的に複数の宿泊者と共同でご飯を作ったり、一緒に食べたりするスタイルで、家族だけで過ごしたいという方には向いていませんので、あらかじめ理解のうえでご宿泊ください。
私達はたまたま宿泊者がうちの家族だけで貸し切り状態だったんですが、結構珍しいケースだそうです。

 

今回の旅行でかかった費用

家族4人(大人2名、子供5歳、2歳の計4名)でかかった費用(概算)は下記になります。
なお、昼食代は別途かかります。

高速 5,500円
里山トロッコ 3,500円
宿泊料 23,500円
養老川駐車場 500円
養老渓谷駅駐車場 500円
上記合計 33,500円

 

ノスタルジックな雰囲気が味わえる養老渓谷、是非一度行ってみてください!
これからの時期は生き物もたくさん出てくるので、より自然も楽しめると思います!