遊び場・旅行

【東京都自然保護地区巡り】 里山「横沢入」でノスタルジーを感じよう

あきる野市にキャンプへ行ったとき、近くに小川や田んぼ等、いわゆる昔ながらの里山が楽しめる場所がないかを探し、初めて横沢入りを知りました。また、同時に東京都に自然保全地域があることも初めて知りました。

横沢入りを初めて訪れたときは、東京都でこんな素晴らしい場所があるのか!?とものすごく感動しましたので、その素晴らしさを少しでもご紹介できればと思います。

 

横沢入とは

東京都では「東京における自然の保護と回復に関する条例」により、良好な自然地や歴史的遺産と一体になった樹林などを保全地域に指定し、都民の大切な財産として末永く残していく取り組みを行っており、東京都環境局は現在50箇所を自然保全地域として指定しています。

東京都環境局HP:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/natural_environment/tokyo/tokyo.html

 

横沢入は、2006年に東京都から「里山保全地域」として指定され、一時は田んぼや畑が放棄され、自然が荒れていたらしいですが、都の保全活動により田んぼが戻り、地域の方々の力で豊かな自然を維持しています。

 

名称 横沢入里山保全地域
所在地 東京都 あきる野市 横沢入
営業時間 24時間 ※特に入口に制限とかはありません
料金 無料   

 

アクセスはJR五日市線武蔵増戸駅から歩くか(徒歩15分)、車で来れます。駐車場は5台程度止められるスペースがあります。

広さは約50万㎡、東京ディズニーランドとほぼ同じ広さです。山がありますし、途中魚や虫を探したりしていると、回るのは1日がかりになりますので、たっぷりと自然を楽しめます。

ノスタルジー満載の里山風景

ここは、小川があり、田んぼがあり、雑木林があり、昔ながらの里山という風景が広がっています。行ったときは人が少なかったこともあり、自然の中で鳥の鳴き声だけが響き渡っていて、何時間でもその場にいたいと思わせてくれる素晴らしい情景でした。

 

 

ここには様々な生き物が生息しており、都内ではあまり見れないトンボ、カエル、ヘビ、ドジョウ等を見ることができ、子供達が虫取りをしている姿も見かけます。

私はまだ見ることができていませんが、東京都で絶滅が危惧されているトウキョウサンショウウオも生息しているそうです。(絶対に持ち帰ってはダメですよ!)

   

 

こちらは3月に行った時の写真です。夏のように青々とはしていませんが、空気が澄んでて気持ちいいです。

 

小さな山がありますので、軽いトレッキングもできます。

横沢入で見つけた生き物達

シュレーゲルアオガエル。名前は外国風ですが、日本固有種です。

 オジロサナエ。小型で可愛いサナエトンボですね。

  こちらは羽化直後のオジロサナエ。羽化直後は羽がキラキラしています。


ニホンカワトンボ(オス)。体と羽のコントラストが美しいですね。

 バッタの子供?何バッタかまではわかりませんでした。

 ラミーカミキリ。こちらは外来種で明治初期に中国から入ってきたといわれています


キアゲハの幼虫。普通のアゲハと黒アゲハの幼虫は似ていますが、キアゲハは独特ですね。


ハグロハバチの幼虫。キレイなブルーな体とトグロをまいて体を休めるのが特徴です。幼虫はキレイですが、成虫は真っ黒になります。