寂しいですが暑い夏も終わり始めています。でも、外で過ごしやすい季節が到来しました。こんなときはビールとBBQを目いっぱい楽しみたいですよね!
我が家もBBQをよくやり、子どもも喜びます。でも喜ぶわりに意外に子どもってBBQでご飯を食べなくないですか?周りに聞くとほとんどの人が同じように思っていました。
小さい子どもと一緒のBBQは大人だけのBBQとやり方を変えないといけないなと思ったので、ここまでの学びを記事にします。
最初はただやるだけで盛り上がったけど、、
BBQは、子どもにも大人にも非日常的なことなので、すごく気分が上がります。特に屋外でご飯を食べるなんてなかなかないので子ども達はかなり喜びました。
グリルとか知らない機材を見たり、火を見たり(我が家はIH)、普段見なれないものばかりなので、興味深々で覗き込みにきました。すごい楽しかったのか、BBQでないときも庭でご飯食べようよ!と言ってきたり、それが私も嬉しくて、その後もお家BBQも含めて何度もBBQをやりました。
ただ、3回くらいやってあることに気づきました。
BBQをすると喜ぶ割にあんまり食べない…
肉を数枚食べて、あとはどっかに遊びに行ってしまう…。つまむ程度にしか食べてくれない…。
子どもはBBQという行為そのものに興味はもつものの、ご飯には興味がなかったんですね。肉が焼けるまでに手持無沙汰になりがちだし、全員座っているわけではないので席を立ちやすく、また、お皿にも決まった量が乗っているわけでもないので、いつにも増してご飯を食べるという意識がわかなかったのではないかと思います。
ご飯にずっと集中してガツガツ食べてくれとは言わない。でもつまむ程度ではなくご飯食べたといえるくらいは食べてほしい。
そんなこんなでネットやyoutubeを色々見ながらBBQを研究する日が始まりました。
失敗しがちな人がやっていること
肉があればみんな満足という考え
特にパパ側に多い誤解だと思うんですが、「肉があればみんな満足でしょ!子どもは肉好きだし」という考え。
確かに大人同士でBBQやるとほぼ肉になります。野菜は焼くけど、大体みんな無視して焦げ焦げになるので、結局肉があればいいんじゃないという感じになりますし、外食するより安く高級肉が食べられるので、「高級肉うまいー!」と言って盛り上がったりします。
でも
子どもは思ったよりも肉が好きではない
です。
そういえば、焼き肉屋行ったときも、子どもはそれほどお肉を食べていなかったことを思い出しました…。確かに野菜よりはお肉の方が好き、でもただ焼いただけの肉がすごい好きなわけではなかったんです。
なんというか、大人の感覚を思い込みで子どもにあてはめてしまっていたんですよね。若い子は肉が好きみたいな…。そんな自分を強く反省しました。
準備はすべて大人が行う
BBQの準備といえば、火起こしと料理準備。
これらは、どちらも危ないといえば危ないので、全部大人がやっていませんか?子どもは食べるところだけ楽しんでもらえればいいと思っていませんか?
BBQは外でやるため、子どもにとって虫取りとか誘惑が周りにいっぱいあり、子どもの食事への集中力が切れやすいので、その中で食事に意識を持っていくには、手伝ってもらって自分も関わっている意識を持たせることはすごい大事です。ちなみに子どももお手伝いはワクワクしてやってくれますよ。
料理も同じで、自分が作ったものはすごく興味を持って食べてくれます。
普段は時間がない中で料理を作っていますし、手伝ってもらうと大抵キッチンやテーブルが汚れるので、面倒くさいという気持ちの方が強いと思いますが、BBQだとそんな時間の縛りを感じませんし、外なので汚れても気にならないので、是非お手伝いさせてみてください。
そんな反省を学び、こうしたらもっと楽しめるのではということを次からご紹介します。
焼肉以外の料理、子どもが手伝えるとなおベター
高級肉より加工肉
子どもはただ焼いただけの肉はそれほど食べません。高級肉にしたり、部位を変えてもあんまり変わらないです。
ただ、子どもが好きなお肉があります。それはソーセージ、ベーコン、ハンバーグ等の加工肉。ただの肉よりはるかに食いつきがいいので、少し用意しておくといいと思います。せっかくのBBQ、加工肉でも良いものを食べたいという方にはミート工房かわばさんがおススメ。ここのベーコンブロックは本当に絶品です☆
その他のおすすめメニュー
お肉の他に用意した方がいいのは、子どももお手伝いができて、かつ簡単なメニューです。ちなみに、最近我が家で取り入れているメニューはこちら。これからもキャンプ飯を学んで色々レパートリーを増やしていきたいと思います。
①しいたけピザ
たけだバーベキューさんのyoutubeを見て、やってみたら大当たりしたレシピです。
たけだバーベキューさんのレシピはすごく参考になるのでチャンネル登録しています。
しいたけの軸をとり、そこに細かくカットしたトマト、玉ねぎ、ベーコン(or ソーセージ)を乗せて、溶けるチーズをふりかければ準備は終了。あとは、アルミホイルで包んでグリルに乗せて焼くだけで完成です。
子どもには、しいたけの上に具とチーズをかけるところを手伝ってもらいます。危なくないので、これなら安心してお手伝いしてもらえます。
簡単ですごく美味しいので本当におススメです。シイタケが苦手な人でも食べられると思います。
②串焼き
BBQ用の鉄串を使って、野菜と肉を刺して焼くだけ、親が用意するのは野菜や肉を切るだけです。肉は鶏肉、野菜はプチトマト、ナス、ピーマン、ズッキーニ等を適当に切って、お皿に入れます。あとは、これを子ども達にも好きなように刺してもらいます。
料理としては網で焼くだけと変わりませんが、子どもにとって自分で作った串というのは特別なものなので、すごくよく食べます☆
③メスティンで炊いた白ご飯
メスティンって知ってますか?アルミの箱みたいなものなんですけど、ご飯が簡単に炊けるだけでなく、他にもいろんな料理ができちゃうキャンパーの神グッズみたいなものです。
これで炊くご飯は最高です!炊飯器で炊くより美味しい!米をといで、水を入れて、火にかけるだけ、超簡単です。メスティンも2,000円前後で手に入るので買って損はないと思います。
④ホットドッグ
バターロールの真ん中に切り目をつけて焼いて、焼いたソーセージを乗せるだけです。これはお手伝いというより、最後にホットドッグにするところを自分達でやる感じです。
これ、食べてみると分かりますが、めちゃくちゃ美味しいです!家でトースターでもできるんですが、それよりもはるかに美味いです!火の持つ魔力ですかね。
キャンプの朝に火を付けるのはちょっと面倒くさいですが、朝ごはんに最高です☆
①以外は料理か?と言われそうですが、工夫次第で子どもに興味を持ってもらえるので、是非試してみてください。
火おこしは子どもとできるだけ短く
火起こしは子どもと一緒に楽しむ
BBQを何度もやっていると、着火剤を使わず、麻紐とか落ちている木を使って火をつけたくなります。男のロマンみたいなものですかね(笑)
でも子どもとBBQをする場合、この男のロマンはハッキリ言って無駄です。これは子どもと一緒のときに限りませんが、火起こしに時間がかかると間延び感がでます。なので、趣味をひたすら追求できるとき以外は、火起こしはできるだけ短くした方がいいと思います。
もう一つ大事なのは、お手伝いをしてもらうこと。これによってBBQへの関心度が全然変わります!炭をグリルに入れる、チャッカマンで火を付ける、うちわであおぐ(火吹き棒で火に空気を送る)とかは小さい子どもでもお手伝いができますし、それほど危なくもありません。
火起こしをお手伝いすることで「火」について肌感覚をもって学べます。口で「火は熱いから近づかないで」だけだと、よくわからないけど怖くて危ないものという認識にしかになりません。でも生活をするうえで「火」は使っていかなくてはいけないもの。なので、実際に火をつけてお肉等を焼くこと、火の近くにいて熱いと感じてもらうことは、火は怖いけど大事なものということが実感できるので、すごく大事な経験だと思っています。
時間を短縮する火起こしの材料
火起こしを短くするために火起こしの材料にも気をつけた方がいいと思います。
着火剤
紙とか木から火をつけると時間も手間もかかりますので、簡単に火をつけられるように着火剤を使うことをおススメします。
着火剤を少し多めにいれておけば、炭の置き方を気にしなくても大体火がつきますので、キャンプに慣れていない人でも安心です。
これって普通じゃない?と思うかもしれませんが、BBQに慣れてくると着火剤に頼らないで火をつけたくなるんですよね…。でも子どもとやるときはグッと我慢しましょう!
炭は備長炭ではなく木炭を
火をつけるうえでもう一つ大事なのが炭の種類です。美味しい焼き鳥屋さんで備長炭を使っています、という看板を見たことがある人も多いのではないでしょうか?備長炭は煙が少ないために雑味が付きにくく、長時間燃焼が続くので、炭火焼にこだわるお店とかでは備長炭が使われます。ただ一方で、火がつきにくく、火起こしに時間がかかるというデメリットがあり、自分の経験でいうと備長炭と木炭を使った場合で30分くらい火起こしの時間が変わります。
繰り返しになってしまいますが、火起こしに時間がかかると子どもの集中力が途切れます。なので、味にものすごいこだわりを持っている人でなければ、火が付きやすい木炭を使った方がBBQを楽しめると思います。ちなみに、私には備長炭と木炭での味の違いはよく分かりませんでした(涙)
グッズのご紹介
参考までに我が家のキャンプグッズをご紹介します☆
他にも色々買っていますが、今のところおススメできるのはこちらです。
①グリル:ユニフレーム ファイアグリル ラージ
正確にはグリルではなく、焚火台です。ちゃんとしたグリルは、大人用の高さになっていて、小さい子どもにとっては高いので炭を入れたりとかがやりにくいですが、焚火台は低いので、子どもが手伝うときも使いやすいです。そして何よりもデザインがかっこいい☆
②メスティン:Neelac メスティン
ご飯を炊けるだけでなく、これ一つで色んな料理ができるキャンパーの神グッズです。専用のレシピ本も出ているので、色々研究したいと思います。
一番メジャーなトランギア製は手に入りにくかったのでNeelac製にしました。バリ取りも不要だし、米を炊く場合の水の目盛りもついているので便利です☆
ラージサイズと普通サイズを2つ持っていますが、ラージサイズの中に普通サイズのものがすっぽり入るので、かさばらないところもいいです。
③鉄串:キャプテンスタッグ バーベキュー用串 串抜き 13点セット
串に刺して焼くと漫画のBBQみたいで楽しいです。先が少し丸くなっていて、指に刺さらないようになっているのも安心です。
④シェラカップ:snow peak シェラカップ(310ml)
これすごい便利。コップにもなるし、グリルに置いてもいいので何か調理するときにも使えます。色々なメーカーが出していますけど、snow peak製を使っています。snow peakは高いですが、シェラカップなら手を出しやすい値段で買えます。
⑤ 火吹き棒とトング
そんなに特殊なものではないんですが、何でこれを紹介したかというと、これ二つとも100円ショップに売ってるんです。ダイソーさんやセリアさん等は、キャンプグッズを多く扱っています。ネットショッピングがコスパは最強だと思ってたんですが、100円ショップには勝てませんでした。キャンプ関連の小物が欲しい場合、最初に100円ショップに行ってみるのをおススメします。
読んでいただきありがとうございました。意外に子どもとBBQするときの記事ってあんまりなかったので書いてみました。皆さんのBBQがより楽しいものになりますように!